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学会概要

歯科理工学について

歯科理工学って何?

患者さんが歯の痛みを感じて、歯科医院を訪れ虫歯の治療をしたとします。小さな虫歯ですとドリルで穴を開けて虫歯を削ります。そこに詰め物をして元に戻し、患者さんは以前のよう痛みを感じなくなります。また、少し大きな虫歯では、歯を削った後に、"どろり"としたもので型をとります。この型をとる材料は"印象材"といいます。患者さんは帰った後で知らないかも知れませんが、その型に"石膏"を流して"模型"を作り、"ワックスパターン"という色の付いた蝋で埋めて歯の削った分を再現します。蝋で元の歯の形を再現します。それを"埋没材"(まいぼつざい)という材料に埋めてしまいます。その後、高温にして蝋を蒸発させた埋没材の空隙に金属を流し込む"鋳造"という操作で、元の蝋と同じ形の金属を作ります。金属は口の中に長期間入れても強くて錆びにくい医療用の金属である"歯科用合金"を使います。これを患者さんの口の中に"合着材"という"歯科用セメント"でくっつけます。それで患者さんは歯のことを気にせず生活ができるようになります。ほかにも、歯医者さんや歯科技工士さんは、自然な歯の色を再現した歯や、義歯という着脱可能な入れ歯や、歯の周りの骨の中に埋め込むインプラントなど、数え上げたら切りのないほど多くの材料を使って患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に向けて一生懸命です。"歯科理工学"はそれらの根底をささえています。材料に発ガン性や催奇形性、毒性があったり、強さが弱すぎたり、変色したり、すぐに錆てしまったり・・・、そのようなことがない材料の開発の他に、患者さんが歯科医院で目にする器械の他にも、患者さんの目に触れないところでがんばっている器械・器具も対象として、主に技術面からこれらをバックアップすることで社会貢献をしている学会です。

  • ANDeMS

     Kickoff Meeting
    January 30, 31, 2024
    Tokyo Medical and Dental University

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    ・申請は随時受付いたします。

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  • 日本接着歯学会
  • 歯科基礎医学会

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